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路面電車サミット講演要旨

 投稿者:井中軽便鉄道  投稿日:2020年 3月 3日(火)14時53分59秒
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  前回のお知らせで「講義の内容は別の掲示にまとめます」などと言っちゃったので、長いですが‥

金山教授の講演要旨 都市の装置としての地方鉄道の活性化

何しろ大学教授の講義なので難しい。あくまでも一受講者が理解した内容として伝えます。

1.富山のまちづくり方針は「コンパクトシティー」

コンパクトシティーとは公共交通を軸とする拠点集中型の市街のことで、たとえて言うと串団子のような形。徒歩圏として成立つ市街地域を団子に見立てて、これをいくつも連ねるための串として公共交通を位置づける。

富山では公共交通として路面電車を整備している。串団子部分の人口は増え税収も増加した。車離れが起こって?高齢者が健康になり医者代が減った。

2.公共交通は都市の装置である

通常考えるような電鉄会社:鉄軌道事業=独立採算事業とは別の面で位置づける。
電車路線の整備費や維持費は市街を維持活性化するためのコストと考える。

都市の装置とは?
たとえて言うとデパートのエレベーターやエスカレーターのようなもの。都市を「デパート=(各階に)行きたい場所」と見なす。公共交通は「各階をつなぐエレベーターなど」と見なす。デパートのエレベーターなどを独立採算事業として、運賃を取って動かすことなど無い。エレベーターなどはデパート内のサービス装置だから、デパート全体の経営の中で動かすための費用を考えている。このように考えるのが「都市の装置としての公共交通」という考え方。
だからと言って必ずしも無料化するべきものではない。

都市装置の制度を考える
利害関係者がある 利用者=住民や訪問者 交通事業者 自治体行政
それぞれ公共交通に関わる目的がある。それぞれが負うリスク、それぞれの役割がある。
実際に、どういう風に出来るか? 理想の形とは違うかもしれない。セカンドベスト(次善の策)の方が良いことも多い。必要なのは、交通事業者が対応できること、制度が自律的に安定し(常に監視対応し続けなくても安定)持続すること。

3.官民上下(官民分担型上下分離)による鉄道の維持活性化

鉄道の2つの側面を見比べてみる。
誰が   何する(どういうもの・こと)     社会での分野(どんな性質)
鉄道事業者 輸送サービス(市場原理によるサービス) 市場経済(数年程度の目算)
公的機関 路線の維持(社会的ニーズ、政策に基づく) 社会経済(長期的視点)

上(運行;鉄道事業者)下(施設等維持;自治体など)を分離して役割分担する。上下が各々の技術(責任)を持って役割分担・リスク分担を協議する。その上で適正な線路使用料を決め鉄道事業者が公的機関に支払って列車を運行する。
想定より収益が多ければ事業者利益、少なければ事業者損益。損益が出るようなら線路使用料減額で修整(事業者を救済)する。全く赤字なら線路使用料もマイナス支払いになり、公から民営事業者に支出となる。

これは単に役所から補助金支出するのとは違い、役割分担した結果の必要な公費負担。公的機関(自治体)があらかじめ定めた分担に応じてリスク負担することになる。
その財源は税であり、利害関係者である住民が納めたもの。都市の装置である公共交通は必要なものなので、都市経営の一環として支出する。デパート経営のために来客=消費者が支払った売上金からエレベーター費用を出すのと同じこと。


きわめて乱暴な解釈も含まれている筈だが、おおむねこのような趣旨と理解しました。
この他に、
増発の妥当な本数を考える例 大増発は割高につく セカンドベストが良い
鉄道の廃止についてのたとえ話 エレベータだけ廃止されてデパートが営業続ける事は無い
輸送密度 海外の鉄道は大体が日本の地方鉄道レベル
などという話もあった

これを打ち込んでいるとき、ルクセンブルグの交通施策について
https://www.afpbb.com/articles/-/3270978?cx_part=latest
が出ました。思い切ったことをやるもんだ。
 
 
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