|
ちょうど世界天文年のキャンペーンをはっているさなか、それも2月というこれから勢いをつけたい時期に新聞紙上でもさかんに取り上げられるなんて、何とも孝行者、という感じだったこの彗星、もう少し見つけやすいと(肉眼でも分かるくらいだと)更に好かったのでしょうが、そこまで求めるのは酷というもの。でも、天気がねえ...、(北関東では)残念。
さて、夜中に出歩くのもすっかり億劫になっている私は、自宅前(地方都市の市街地ですが、オリオンの小3つ星やからす座くらいはバッチリ見えます。)から眺めてみました。
2/15 月との兼ね合いもよくなったので行動開始。23時過ぎにわりときれいに晴れているのを窓越しに確認して、ゴソゴソと表へ出てみました。存分に星見を楽しめたので、それはそれでいいのですが、肝心の彗星はスピカの近くということで7×50双眼鏡を向けて探したものの、時間的に東天低いこともあり「??」
2/20 23:00~24:20くらい。星見もたのしめましたが、今晩こそは、ということでデジカメも準備して探索。双眼鏡で「これかなあ」というのを見つけてデジカメ撮影。(コンパクトデジカメですが、マニュアルでピント∞、30秒露光が可能なので、固定撮影で星座くらいは充分写ります。)いったん自室へ戻ってパソコン画面でチェック。間違いないと確信して再び外へ。肉眼ではちょっときびしい、双眼鏡でなんとか、というところ。ボーッとした姿がみられました。
2/21 23:00~23:40くらい。前夜のことがあるので、もう見え方はわかります。情報どおり1日での移動が大きいですね。あいかわらずボーッとした面積のある見え方ですが、尾とまでの認識は無理。
2/22 午後から曇りだしてしまい、23時頃に窓から外を見ても曇っていました。
そして、それ以降ずっと天気に恵まれず。隣街の天文関連施設のHPを拝見すると、私が見ていた同じ日の写真が載っていましたが、う~~ん!そうなんだなあ。さすがだなあ。
そうこうしているうちに月がかわって3/2。ようやく晴れたので、西天に月の残る21:05~21:20くらいと条件が良くなることを期待しての23:05~23:20くらいに見てみました。すっかり移動して、レグルスとM44の間でボヤ~ッとしていました。7×50双眼鏡でやっとというところ。見えかたが判っていなかったらちょっと難しかったかなあとも思います。
今後また天気の悪い日が続く予報ですし、見え具合も考えるとそろそろ見納めでしょうか。やれやれ。
|
|