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にわかファンさん、Webmasterさん、こんにちは。私の国内アナログ盤(東芝EMI WWS-71006)でも同じ仕様です。紙ジャケ盤でもオリジナル英国盤に準拠しているはずですから、もとの英国盤でも同じ仕様ではないでしようか。ではどうしてこんな仕様なのでしょうか。私が思うには、もともとは、ジャケットの下で折り返す形のダブル・ジャケットを想定していたのではないでしょうか。もしそうならば、開いた形にすると、上に吟遊詩人のイラスト、下に現代の吟遊詩人ージェスロ・タルが配置されてぴったりはまるというものです。ところが、何らかの事情でその裏にあたるところのデザインができなくなったか、あるいは単なる彼らのシャレなのかであんなふうになったのではないでしょうか。ちなみに下で折り返すジャケットはたとえばバッドフィンガーの2nd「ノー・ダイス」、ロッド・スチュアートの「ネバー・ア・ダル・モーメント」、そしてジェントル・ジャイアントの1stなどがあります。(これら三枚は、私はアナログ盤は持っていません…)ですから間違った仕様とは私は思っていませんし、ジェスロ・タルならこんなのもありかな、ぐらいに軽く考えています。
間違いだ!とは思わずに一つのユーモア?と考えるのがよいのではないでしょうか。
ちなみに私の始めてのタル体験は、このアルバム(LP)でした。マーチンの強烈なギターに、バーロゥやハモンドのハイテク・リズムセクションがからんだオープニングには圧倒的なインパクトがありました。このインパクトによって、タルを聴き始めてから来年で25年目になります。ブリティッシュ・ロックの真髄を体現した、最高のバンドの一つだと思いますよ。
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